まさかこれ程とは… 〈とらドラ! 第1,2話〉

とらドラ! Scene1 (通常版) [DVD]

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ようやく録画しといたとらドラ!(1,2話)を観たんですが……めっさ面白かったです。いやマジで。
作画がどうとか「また釘宮か」やら色々言われてましたが、いざ観てみるとほとんど気になりませんでした。作画は全く問題ないですし、釘宮の大河もかなりハマってると思います。まぁそもそも私は釘宮にルイズは合わないとか未だに思ってる人間なので、異端かもしれませんが…(原作のルイズからは、もう少し線の細い声を想像してしまう)。特に良かったのは竜児に殴り込みをかけた時。原作はともかく、漫画版ではコメディ色が強くイマイチ大河の必死さが伝わりにくかったんですが、アニメでのドスの利いた釘宮ボイスによって緊迫感が増し、彼女の本気が上手く伝わって来ました。また大河以外の声も軒並み好演で、とくに実乃梨がハマリ役だと思いました。
他に良いと思ったのは原作の省き方。アニメではわずか2話で1巻の内容全部をやっており、かなりの詰め込みようだったわけですが、内容の浅薄化はほとんど感じませんでした。というか私は元々1巻にはいらないエピソードが多いように思っていて、それが悉く省かれてたのも良かったです(竜児の超能力設定とか、北村が以前大河に告ってたこととか)。

それと、アニメを観て再確認したんですが、どうも私は原作の心理描写が苦手なようです。とくに竜児。アニメでは「行動」のみが映っているのでめちゃめちゃ良い奴に見えますが(実際良い奴なんだけれど)、その「行動」に至るまでの「思考」が……原作だと自分に酔ってる感じが強くて、率直に言ってちょっとキモい。まぁこれは個人的な相性の問題で、原作ファンには心理描写こそが魅力だと思う方も沢山居られると思います。
そんな私なので、竜児の「虎と並び立つものは竜だ」発言も原作だと少々引いたんですが、これまた不思議とアニメだと気になりませんでしたね。盛り上げ方が自然だったからかな?

あとは歌がいいですね。特にOPが微電波な感じで心地良いです。


という訳で、また一つ楽しみなアニメが増えました。今期は「とらドラ!」「かんなぎ」「今日の5の2」「CLANNAD AS」の4本立てで行きたいと思います。