タイムパラドックスが起きていますが気にしない(2007/6/14執筆)
まあたぶん誰も見ていないと思いますが(笑


これは6/10のエントリの続きです。最初に断っておきますが、前回の記事では実のところ結構「読む人を納得させたい」という気持ちがありましたが、その続きである今回はもう完全に願望っていうかもはや妄想です。はっきり言って根拠なんか無いに等しいので、前回の記事で「考えすぎw」とか「ついてけない・・・」って思った人はご遠慮ください。

  • 前置き

まず最初に言っておきたいのは、この間の記事はある一つの事柄を大前提として書いたものだということ。
もう忘れている人も多いと思いますが、だいぶ前のBSでの

ちなみに伊澄が、ナギに襲い掛かったサメを倒すのを
一瞬ためらったのは
伊澄の力のことをナギが知らないからです。(地下鉄の回・参照)
そして伊澄もこの事を知られたくないと思っているというか
その辺りの話もいずれ……
真実を知ると、
見え方が少し変わる話が今までの中に一つあったりなかったり。

畑 健二郎 まんが家バックステージVol.50

というこの記述の中にあります、『真実を知ると見え方の変わる話』。これがつまり『暫定最終回・その2』である、という前提で書きました。なので、これが間違いだったらもう全部間違いだと思います(笑


ちなみに、ここから先は全て上の予想が当たっているという前提で書き進めますのであしからず。

  • 疑問1『伊澄の真意』

前回述べたように、私は『暫定〜』での伊澄の描写には嘘(ミスリード)があると思います。そこでまず初めに考えてもらいたいのは、

  1. 伊澄のハヤテへの気持ち
  2. 伊澄は本当にナギの恋心に気付いていたのか
  3. 伊澄にとって一番大事なのは誰か

の3つについてです。


ではまず1についてですが、私は伊澄がハヤテに一目惚れしたのはまず間違いないと思っています。それは、

本当は初めて会った時・・・
ハヤテさまなら私のヒーローになってくれるかもって思ったんですが・・・

ハヤテのごとく!6巻第10話「ハヤテと巨像」

という台詞や、その後の伊澄の様子から、まあ何となくです(笑


では次に2ですが、これも私は『気付いていた』と思います。

秋塚さんに似ているあの方は・・・
私のナギが・・・好きな人だから・・・

ハヤテのごとく!4巻第3話「先生が死ねと言ったらお前は死ぬんだな!?」

という台詞ももちろんですが、前にも言ったように伊澄は小さい頃の何らかの出来事によりナギに対して負い目を感じており、

だから私はもう・・・友達を傷つけたりはしないの。

ハヤテのごとく!7巻第8話「魔物ハンターようこそ伊澄」

と言っていることから、それ以来ずっと『ナギを傷つけないように』努力してきたはずです。だとしたら、『ナギの気持ち』には敏感であって然るべきだし、それもできなくて『傷つけない』のは難しいんではないでしょうか。「ワタルの気持ちには気付いてないじゃないか」という意見もありますが、実際ナギとワタルでは友情度にかなり差がありますし。


最後に3についてですが、これが一番の悩みどころです。作中の描写からは判断しにくいですが・・・やっぱりナギ>ハヤテかなあ。トラウマのこともありますし、『暫定〜』以降の伊澄はナギのフォローに終始してますし。。とりあえずそういうことにしといてください(汗


なのでこれらの疑問に対する私の結論
『伊澄はハヤテに一目惚れしたが、ハヤテがナギの想い人だとわかり、その想いを押し殺した』

  • 疑問2『行動の理由』

仮に疑問1の結論が正しいとした場合、

    • ナギのハヤテへの想いを知って諦めたにもかかわらず、伊澄はなぜこのようなことをしたのか

という疑問が生じます。もし『諦めた』のが本当なら、必ず何か明確な理由が存在するはずです。
解答はとりあえず保留として、次に進みます。

  • 疑問3『結果』

疑問2について探るために、

    • この話でわかったこと

について考えてみましょう。それにはまず、

    • ハヤテが伊澄の元に留まっていたらどうなっていたか

について考える必要があります。


伊澄がハヤテに示したのは
『1億5千万』

もらいましょうか?
ハヤテさまを・・・・・・一億五千万で・・・

ハヤテのごとく!3巻第8話「スーパーシャッフルの挑戦が見たかった」

『秋塚さんの話』

亡くなってからもずっと・・・その方のことが忘れられなくて・・・
ハヤテさまに初めて会ったその時・・・生まれ変わりかと思いました・・・秋塚さんの・・・
だから・・・側に居てくださいね。ハヤテさま・・・
もうあんな想いは・・・したくないですから。

ハヤテのごとく!3巻第8話「スーパーシャッフルの挑戦が見たかった」

つまり、平たく言えば『お金』と『お涙頂戴』です。ということは、もしここでハヤテが伊澄の元に留まった場合、ハヤテは

    • お金で流される人間
    • 必要としてくれる人であれば主はナギでなくてもよい

ということになります。しかし実際にはハヤテはナギの元に戻りました。これがつまり最初の問いの答え
『ハヤテはお金や情に流されない強い意志を持ってナギに仕えていた』


続きはそのうち・・・。