このマンガがすごかった!2008

世間はすっかり忘年会シーズンですね(その前に何かあった気もするが…)。という訳で、年忘れの意味を込めて今年特にハマった漫画ベスト10を発表したいと思います。タイトルがどこかで見たことのある感じなのは恐らく気のせいです。
基本的には

前年10月1日〜発行年9月30日までにコミックスが発行されたタイトルの中から

という本家(?)のルールに則りますが、適当なので則ってないかもしれません。
ではまず10位から。

10.ぬらりひょんの孫

ぬらりひょんの孫 1 (ジャンプコミックス)

ぬらりひょんの孫 1 (ジャンプコミックス)

WJの今年の新連載では一番のお気に入り。キャラクターが個性豊かで面白いが、展開が(今のところ)ワンパターンなのが難点。最近掲載順も怪しいし、打ち切られないよう頑張って欲しい。


9.ハチワンダイバー

ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス)

ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス)

去年の1位。慣れもあってか若干順位を落としたけれど、今尚面白い。熱さと勢いが身上なのは変わらず。


8.聖☆おにいさん

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

本家の1位。1巻の発売時に表紙買いしたけど、普通に笑えた。直前に偶然にも手塚治虫の「ブッダ」を読んでいたのが功を奏したのかも。ただ登場人物が少ないせいか、ナレーターの敬語ツッコミがやや過剰に感じる。


7.ノノノノ

ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス)

ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス)

食いついたきっかけは「男装美少女」というイロモノ要素に対してだけども、展開のダイナミックさがすごい。スポーツ物としてみるとかなり無理のある部分も、ストーリーの衝撃で掻き消される。若干演出過剰というか、「ビックリさせたる!」的な意図が透けて見えることもあるが、それでもやっぱりビックリしてしまう辺り上手いと思う。


6.神のみぞ知るセカイ

神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)

ギャルゲーを現実に適用するという新発想のラブコメ。設定だけ聞くとイロモノっぽいが、心理描写が丁寧で非常に面白い。エピソード(というか攻略ヒロイン)毎に面白さのムラがあるが、少しずつ明らかになる設定とかもあったりして、追いかける楽しみは十分にある。

5.GIANT KILLING

GIANT KILLING(1) (モーニング KC)

GIANT KILLING(1) (モーニング KC)

巷で大人気のサッカー漫画。純粋なスポーツ物としては今年最大のヒット(ノノノノは純粋とは言い難い)。絵柄に若干癖があるが、万人向けの非常に良質なドラマを描いていると思う。私も、好き嫌いを別にして他人に一冊薦めるならばこれを選ぶ。


4.謎の彼女X

謎の彼女X(1) (アフタヌーンKC)

謎の彼女X(1) (アフタヌーンKC)

かなーり特殊なラブコメで、初見の人には第1巻が大きな壁。ここで「なんとかイケそう」と思った人には2巻以降で極上のニヤニヤを約束するが、「キモッ」と思う人が大半だろうとは思う。ものは試しで一度読んでみて欲しい。


3.みつどもえ

みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

ここ数カ月で急速に順位を上げてきた。初期(1〜3巻くらい)はギャグ主体でキャラを疎かにしている印象があったが、4巻あたりからキャラクターそのものに楽しみを見出せるようになった。今はもうみつばの食べている姿だけでご飯三杯はいける。最新6巻のオマケ漫画、「三つ子今昔物語」は必見。


2.荒川アンダー ザ ブリッジ

荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)

荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)

この作品に出会えたことは今年最大の幸運だったと言っていい(YGはチェックしてなかったので)。ギャグ漫画なのに各キャラが自然体で、良い意味でギャグ漫画っぽくない。ギャグ自体も従来のギャグ漫画っぽくないというか、と言って別に目新しいわけでもなく、なんというかテレビ的な感じ。何度か寝る前に読んで、荒川の一員になる夢を見ようとしたけど無理だった。


1.オニデレ

オニデレ 1 (少年サンデーコミックス)

オニデレ 1 (少年サンデーコミックス)

今年最大の衝撃。正直自分でもビックリしてるくらい(これ程までにハマっていることに)。ジャンルとしてはギャグ漫画なのだろうが、ラブコメ要素のニヤニヤっぷりが半端ではない。未見の人は、まず2巻まで読んでみて欲しい。その際の注意点としては、なるべくコマの隅々まで読むことと、なるべく心を広く持つこと。1巻は場合によっては読まなくても良い(Webサンデーで第1話を読めば十分)。未だ打ち切りの可能性が消えていないので、是非とも多くの人に読んでもらいたいと思う。



以上ですが、ここに入りきらなかった分がいくつかあるので、それらは後日番外編としてアップします(たぶん)。