「嫌い」なら「読め」

漫画に限らず、何かを「好きだ」とか「おもしろい」ということは、リスキーなことなのだ。なぜなら、それは自分を開陳することだから。

胸をはって好きといえるものがありますか? - Something Orange

私としては何かを「嫌いだ」「つまらない」ということも同様に自分を開陳する行為だと思ったりします。「何かを貶す」ということは、その人が「その物が何ら価値のないものだという説」を「支持する」ことの表明に他ならないと考えているからです。なので巷に溢れている「嫌なら読むな」という言説は余り支持できないというか、むしろ「嫌いと言う限りは読め」くらいに思っています。別に心の中で思ってる分にはいいんですが、大っぴらに「つまらない」という場合にはね…きちんと読んでないと「何故その説を支持するに至ったか」を説明できないでしょうから。