萌え漫画に感じる違和感

萌え絵はなぜかわいいか そしてなぜキモイと拒絶されるか - 最終防衛ライン3
興味深い考察。

ただまぁ、萌え絵は基本的にオタク向け作品に多く使われるものなので、

  • 萌え絵=オタク向け作品
  • オタク向け作品=キモイ

というイメージから「萌え絵=キモイ」と思われている、だけでもそこそこ納得できる。とは言え、オタクである自分は萌え絵を見てキモイと感じることは余程のことでもない限りないので、一般人の感情は図りかねるのが正直なところ。
ただ、私がキモイと感じないのは絵そのものであって、作品の内容にまで話を広げると、キモイと思う作品は結構ある(主に漫画)。その多くは所謂萌え漫画と言われるやつだが、単純に「萌え漫画=キモイ」という訳でもないので、その辺りを少し考えてみたい。


一つ思いついたのは、絵柄と内容のギャップについて。

「萌え絵」は大きな瞳で大きな顔で顔のパーツが顔の下半分に集まった「赤ちゃん顔」。赤ちゃんが故にかわいい。

萌え絵はなぜかわいいか そしてなぜキモイと拒絶されるか - 最終防衛ライン3

萌え絵が可愛いのは子供っぽいから、という話。これが正しいとすると、萌え漫画の登場人物というのは、その作品をよく知らない人からすれば誰も彼も子供っぽく見えている可能性がある。さらにそこから「子供向け作品」だと誤解されるかもしれない。
しかし、上で誤解と書いたように、萌え絵が多用される萌え漫画の多くは、大人向け、それも大人の男向けの内容の物が多い。子供にはわからないであろうパロネタやオタネタ、無闇にエロい描写なども数多く見られる。そしてこのことは、一部の読者に「大人の欲望を満たす為の道具として子供が利用されている」という印象を与えかねないのではないか。また、同様に萌え絵を用いている作品でも、プリキュアCCさくらのように内容が子供向けであれば(絵柄と内容がマッチしていれば)、例え大人の男が読んでいたとしてもキモがられるのは読んでいる当人のみであり、作品自体がキモイと思われることは少ないのではないのではないだろうか。
以上のことから「絵柄=子供向け」で「内容=大人向け」というミスマッチが読み手に気持ち悪さを与える原因なのではないか、というのが私の説。実際、最近の私にはその傾向が顕著で、オニデレみつどもえなど、絵柄と内容がマッチしている萌え漫画(つまりはただの子供向け漫画)を好んで読んでいる。みつどもえは子供向けというにはキワドい画が多すぎるような気もするが…。
まぁあくまで個人的な印象であり、リンク先のようなきちんとした分析とはレベルが違うので悪しからず。