「漫画で笑う」という奇跡体験

痛いニュース(ノ∀`) : 一番笑った漫画 1位『銀魂』 2位『ONE PIECE』 3位『稲中』 『マサルさん』 - ライブドアブログ
自分内ランキング…を書こうと思ったけど難しい!
とりあえず順序付けは考えずに好きなギャグ漫画をひたすら列挙。


こうしてみると下ネタ好きだな自分!というか今気付いたけど,久米田の下ネタが好きなら南国アイスホッケー部読めばいいじゃないか……今度古本屋行こうっと。
稲中が入ってないのはちゃんと読んでないからです。同作者の「僕といっしょ」「グリーンヒル」は読んだ。面白かった。たぶん稲中も読めば気に入ると思います。これもそのうち読もう。


特別印象に残ってるのはこのくらいかなぁ……中でも「マサル」「幕張」「改蔵」「グルグル」を初めて読んだときの衝撃はハンパじゃなかった。そして「今日から俺は」「エンジェル伝説」はジャンル的にはギャグ漫画じゃないのにそこらへんのギャグ漫画より笑えるという奇異なる傑作です。


私は基本的に「つまらないギャグ漫画」というものは存在しないと思っていて、ギャグ漫画に関しては絶対に「つまらない」と口に出さないし、ブログにも書きません*1。なぜなら、「つまらない理由」がわからないから(ギャグの優劣にはしばしば「センス」という言葉が使われるが、私はこの「センス」について語るものを持たないので理由として用いることができない)。これがストーリー漫画であれば、万人には適用できないにせよ「きっとこういう理由で自分は『つまらない』と思ったんだろう」というのを何とか考え出して納得できるんですが、ギャグ漫画ではまず無理です。
もっと言うと「面白い(笑える)理由」も実のところわからなかったりします。なのでポジティブな感想も本音を言えば書きにくかったり…。「面白い」とは言えても、その他に出来ることと言えばせいぜい冒頭のように自分の好きなギャグ漫画を並べて「同じような趣味の人は是非」と言うくらい。「笑い」について専門的に研究しているような人であれば「面白い理由」の説明も可能なのかもしれませんが…。
あなたは、あなたが笑う理由がわかりますか?


それに関連して、数いる漫画アンチの中でもギャグ漫画アンチの言動が殊更に辛らつ(私の気のせいかもしれませんが)なのは、この「徹底したわからなさ」が原因なんじゃないか、とも思う。例えばワンピースとかドラゴンボールとかのストーリー漫画,バトル漫画は例え自分には合わなくとも「何がウケているのか」はある程度推測できる場合が多いと思いますが,ギャグ漫画においてはそれすらも難しい気が。
『人は自分の理解できないものを排除しようとする』


…何だか本来言いたかったこととかけ離れていっている(汗)。とにかく、ここのところ私は「漫画を読んで笑う」という経験がめっきり少なくなってきていて、「笑える(自分に合う)」ギャグ漫画という存在の貴重さを身に染みて感じているところなのです。それはもう、奇跡と言っても差し支えないくらい。
なので今現在「笑える漫画」をお持ちの皆さんには是非ともその作品を大切にしていってもらいたいと思うのでした(しかし一方でギャグ漫画の賞味期限は非常に短い。これに関してはいつか別エントリで)。
ちなみに私のここ最近のイチオシは「荒川アンダー ザ ブリッジ」。冒頭の作品群に多少でも賛同できる方は是非!


荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)

荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)

*1:「合わない」と書くことはある