恋はやっぱ「過程」でしょ
- 作者: 河下水希
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/02/04
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 122回
- この商品を含むブログ (90件) を見る
ドキドキするならそれはもう恋でしょお!?
いやいやいやいやちょっと待って(口に飴突っ込まれただけでしょ??)
……と言いたいところですが、ここは一度冷静になるべきですね。ひとまず男女を逆にして考えてみることにします。
通りすがりの女子生徒から「これあげる」と言って口に飴玉を放り込まれた男子生徒。彼はその日以来その娘のことが……
…うん、これならまあ有り得なくはないかな。女→男がOKなら男→女だってOKなはず、というわけでなんとか納得。
とは言え、なんとゆーか初恋限定。は過程(恋に落ちるまで)よりも結果(恋そのもの)を楽しむタイプのラブコメっぽいですね。物語開始時点で既に登場人物の半数くらいが恋してますし。思えばいちごもそんな感じだったような。
ただ個人的にはやっぱり「過程」が見たいですねぇ。それも思いっきりドラマティックなヤツ。なぜ過程なのかというと、過程を見ないことには「理由」がわからないから…そして理由がわからないと、応援することができないからです。
冒頭の話も正直ちょっとそうなんですが、漫画読んでて恋に落ちる過程(出来事)が結果(恋)に結びつかない(自分の中で結びつけられない)ってことは結構あります。もしそうなったとき、納得のいかない恋を応援できるかどうかというのは……これは人それぞれでしょうが、個人的にはちょっと難しいです。
楽しめる楽しめないはまた別の話で、読み方の問題かと。私は基本ラブコメは恋してるキャラを応援するようにして読むので、それができないのはかなり致命的だったりしますが。