あいこら 最後の一悶着

あいこら 1 (少年サンデーコミックス)

あいこら 1 (少年サンデーコミックス)

一人また一人と『エンディング』を迎え、今まさにクライマックスへと向かっている「あいこら」。前作「美鳥の日々」の最終巻を彷彿とさせる最近の物語展開ですが、一体どういったラストになるのか、かなり予想するのが難しいです。
恐らく天幕と結ばれるのでしょうが…一筋縄ではいかないでしょう。今週を読んで強く思ったのが、「天幕は果たしてハチベエを心から信頼することができるのか」ということ。現在この物語の大前提として、「ハチベエはパーツフェチである」「天幕はハチベエにとって理想のパーツの持ち主である」ということが提示されています。そしてこの2つが揺るがない限り、天幕の「ハチベエはパーツが好きなだけなんじゃないか」という疑念がどうあっても晴れないと思うのですよ。その意味では、理想のパーツを持たないキャラがメインヒロインを張った方がラストは作り易かったかもしれません。ただ、それだと長編にはなりそうもありませんが…。他に私のような凡人が思いつくことと言えば、「天幕の眼に何かが…」とか・・・ただそれはないだろうし、やって欲しくありませんが。まあ一時的なものならアリかな?うーん、それはそれでやっぱベタかな。
とにかく、残りあと何話かわかりませんが、見守っていきたいと思います。