週刊少年ジャンプ 50号

ジャンプとは言いながら、ほとんどHUNTER×HUNTERの感想です。

予想はしていた。予想はしていたけれども、ここまで見事に描かれるともはやぐうの音も出ない。
近しい者の死で激怒→パワーアップというのはバトル物(特にジャンプ作品)を盛り上げる常套手段ではあるけども、それがまさか敵の側に起こるとは(パワーアップするかどうかはまだわかんないけど)。ここ最近はもうほとんど王が主役みたいだもんなあ。ネテロやゼノが敵に見える。
個人的に、王×コムギには歴代の冨樫作品中でのベストカップルと言ってもいいくらいの愛着を持っていただけに、かなりショック。まだコムギは王の名前すら知らないのに…。しかし、コルトと女王のエピソードを考えると、二人の恋も何らかの形で成就しそうではある。かなり冨樫的に歪められてはいそうだけど。
来週はどうなるのかな。とりあえず、王はピトーにコムギの蘇生(修理?)を命令しそう。だがピトーは王の護衛を優先し…みたいな感じだろうか。ヤバイ、ここまで続きが気になるのは久しぶりだ。うう、コムギの死がどう影響するのかマジで気になる。これが味方の側だったら間違いなくパワーアップフラグなんだけど…状況的にはかなり王が不利だからなぁ。というか、普通にやっても討伐軍に分の悪い勝負なのに、これ以上王がパワーアップしたりしたらもうどうしようもない。コムギが生きてたら王の動きも鈍ったかもしれないが…そう考えると、やはり王に不利に働くのか?
正直残り3話?で王が討伐軍皆殺しにして終っても満足できそうな気がする(内容にもよるけど)。万が一そうなったらデビルマン以来の衝撃…いや、伏線大量に放り出してる分デビルマン以上か。
誰ひとり死なない「ぬるい」バトル漫画もそれはそれで必要だし面白いんだけど、こういうのを読んでしまうとやはり『感情の振れ幅が小さい』ことは否めないと思う。かと言って、死にすぎるのも考えものだけれど。

なんか誰一人として共感できるキャラがいない…。

どうやったらあんなピンポイントでケツを…。

うすた氏のネーミングセンスにはいつも感心させられているけれども、今週の一連のネーミングはなんとなく微妙だった。ハマー関連だからか。