作品を批判する理由

話が楽しめないなんて言う人への対処法として。
「面白くない」と口外したら負けかなと思っている
ちょっと上記の記事からは外れた話かもしれませんが。

  • 誰かが何かを「面白くない」と言って批判しているとき、その理由は本当に「面白くないから」なのか?

「ある作品を『面白くない』と言って批判する人は、その作品を面白くないと思っている」というのは、たぶん本当のことだと思います。が、これが「面白くないから批判する」となると、私は「それホントかなぁ?」と思ってしまいます。
えーと、何が言いたいかと言うと。
漫画に限らず、普段なんらかの作品に触れて「面白くない」「つまらない」と思うことははっきり言ってしょっちゅうあります。皆さんもしょっちゅうではないかもしれませんが、きっとあると思います。では「面白くない」作品を読んだとき、あなただったらどうしますか?すぐさまブログで批判しますか?あるいは、その作品のアンチスレを探して書き込みますか?それとも、知人に「○○は面白くないよ」と言って回りますか?恐らくですが・・・ほとんどの場合はスルーするんじゃないでしょうか。少なくとも私はそうです。まあその後その作品は読まなくなるでしょうけどね。作中で名指しで罵倒されたとかならそりゃ怒るでしょうが、んなこたぁまずありませんし。
ただ、現実世界にも口を開けば文句しか言わないような人がいるように、ネット世界でも面白くないと感じたものを片っ端からあげつらって批判するって人もいるかもしれません。ですがまあそういう人は例外として。私のような、自分の評価に絶対の自信があるプロの評論家でもない素人にとっては、「何かを批判する」ということはそれだけでかなり勇気のいることであって、おいそれと書けるものではないのです。
しかし実際問題プロの評論家でなくとも、ブログに批判的な感想を書く人もいれば、アンチスレに書き込む人もいます。かく言う私もたまーにですが批判的な感想を書いてます。では一体どういう時に感情のリミッターが外れるのか。私はここに単なる「面白くない」以外の心理が働いていると考えています。
例えば、冒頭一つ目のリンク先のパレットさんは、最新の記事で

批判めいた部分がある記事は、私にとっては、「誰かこの批判をフォローする方法を教えてくれませんかお願いします」という、自分勝手で他の人に頼りっきり、そんな甘ったれた考え方を前面に押し出した部分があるのです。それが、フォローへの期待ということです。

http://kurubata.blog58.fc2.com/blog-entry-603.html

と書いています。つまりパレットさんにとってはこの「フォローへの期待」こそが、批判の動機となる「『面白くない』以外の要因」なのではないでしょうか。


以上をまとめると、

  • 「面白くない」と思うことと、それを口に出す/文字に書き起こすことの間には心理的な隔たりがあり、実際に行動を起こす時には単純な「面白くない」以外にも何らかの心理が働いている

というのが私の考えです。
具体的な理由もいくつか考えているのですが、今日はもう眠いので後日。(書くかどうかはわかりません…)